外壁の色の選び方
2017/06/01
「リフォームの際に外壁の色を変えたら、以前より雰囲気が良くなった」という話はよくありますので、塗替えするなら、うちも色を変えたいと思う方も多いでしょう。
でも、家の第一印象を決める外壁の色だけに、どれが良いか迷ってしまいますね。
ここではそんな皆さんに、失敗しない色選びのポイントをご紹介します。
色見本の見方
色を決めるときに参考にするのが色見本ですが、見方にちょっと注意が必要です。
「面積効果」という現象をご存知でしょうか?
これは同じ色でも面積の違いで色が違って見える現象をいい、面積が小さいほど暗く、大きいほど明るく鮮やに見えます。
その為、外壁の色を選ぶときは、イメージしている色より少し濃めのものを選ぶのがポイントです。
そうすれば実際に塗装した時に、イメージに近い仕上がりになります。
また室内などで見ると照明の色に左右されるため外でご覧ください。
ドアやサッシなど色を変えられない部分をチェック
住宅の外壁や屋根以外の部分を付帯部分といいますが、付帯部分も外壁と同時に塗替えることになります。
基本的には外壁の色に合うように色を決めていけば良いのですが、
アルミ製の玄関ドアや窓のサッシ、雨戸などは塗替えができない場合もあるので気をつけてください。
正確にいうと塗替えができないというより、塗替えると耐久性に問題が出てくるので(塗膜剥離しやすいなどの理由から)、元の状態を生かした方が良いのです。
アルミ部分の色とのバランスも外壁の色選びの重要なチェックポイントです。
事前に塗替えのできない部分を把握してから色選びを始めると良いですね。
近隣とのバランスを考える
自宅の外壁を塗替えたら、周りから浮いて悪目立ちしてしまったという失敗は避けたいところ。
まずは向こう三軒、両隣はもちろん、散歩がてら自宅周辺の住宅や店舗ではどのような色が使われているかを観察してください。
天候の違う日を選んだり、時間帯を変えたりして何回か見る方が良いです。
また同じような色でも建物の形によって印象が違ってくるので、自宅に似た形の家があれば、より意識してみてください。
それらを参考に周辺の景色や街並み、近隣の建物とのバランスを考慮して色を選ぶようにしましょう。
汚れが目立たない色
塗替えをしても年月とともにある程度汚れるのは仕方ないことですが、なるべく汚れは目立たない方が良いですね。
では、どのような色が汚れの目立たない色なのでしょうか?
まず筆頭はグレーです。汚れの原因になる砂や土埃の色がグレーに近いからというのがその理由です。
同様に煤煙や黄砂に近い色としてベージュやアイボリーもよく使われます。
逆に汚れが目立つのは白や黒です。はっきりしている色は、汚れの色を際立たせてしまうのです。
そのような色を希望しているのなら、汚れにくいタイプの外壁塗料もありますので、それらを選ぶという方法もあります。
まとめ
この色を塗ったら我が家はどんな感じになるのか、頭の中だけでイメージするのは難しいかもしれません。
パソコンでカラーシュミレーションをする方法もありますが、モニタの影響を受けてしまうのが難点。
実際に試し塗りをしてみるという方法もありますので、お気軽にご相談ください。