外壁塗装と屋根塗装の時期を確認
お客様にとっては、塗替え時期と言われても分かりづらいものです。
ここでは塗替え時期の目安をご説明致します。
下の図はそれぞれの素材(部位)の種類に応じた塗替え時期の目安です。
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◆ 塗料種類
吹き付け
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◆ 特徴
厚さ1~5mm程度の凹凸模様になっています。
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◆ 塗料の目安
6~10年
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◆ 劣化の症状
ところどころにクラック(ひび割れ)が生じ始める。
塗装の膨れや剥がれが発生する。
藻やカビが発生する。
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◆ 塗料種類
サイディング
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◆ 特徴
壁に貼るタイプの外装材で、模様も様々です。
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◆ 塗料の目安
10年
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◆ 劣化の症状
目地や窓廻りのシーリング部(継ぎ目の部分)に亀裂が入る。
チョーキング現象と言って壁を触ると手に白い粉が付く。
変色など。
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◆ 塗料種類
ALC
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◆ 特徴
軽量気泡コンクリート製のボード状の外壁パネル
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◆ 塗料の目安
10年
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◆ 劣化の症状
ALCパネル目地や窓廻りのシーリング部に亀裂が入る。
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◆ 塗料種類
カラートタン
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◆ 特徴
サビたときにはもう手遅れ!光沢がなくなってきたら注意!
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◆ 塗料の目安
5~8年
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◆ 劣化の症状
塗面が水をはじかなくなり、さらに進むと白サビが発生し次に赤サビになります。
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◆ 塗料種類
スレート(コロニアル)
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◆ 特徴
最も普及している薄型の屋根材です。
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◆ 塗料の目安
5~8年
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◆ 劣化の症状
藻やコケが発生します。
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◆ 塗料種類
木部
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◆ 特徴
痛みやすいので要注意!
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◆ 塗料の目安
3年
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◆ 劣化の症状
既存塗料の剥がれ
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◆ 塗料種類
鉄部
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◆ 特徴
耐久性はあるが美観が損なわれるのでサビには注意!
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◆ 塗料の目安
3年
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◆ 劣化の症状
サビの発生
塗り替えの最適な時期
塗替えは早いに越したことはありません。そのため、Stage4の段階以前が 最適な時期といえますが、 費用対効果から、遅くてもStage5の段階より前が良いです。 Stage5の段階になると、住まいを形成している素材自体が そのまま外部の環境にさらされしまう状態になり、 建物自体の劣化にもつながってしまいます。
素材自体の劣化や腐食になると、塗替えの際、劣化素材の交換や余分な下地処理が必要になり、その工程に応じて 費用がかかってしまいます。また、鉄部や木部は外壁や屋根に比べて劣化の進行が早いので、少しでも剥がれたらご自身で補修塗装しておくことが、 費用をかけずに長持ちさせる 秘訣になります。