外壁塗装の色の選び方について
2018/03/09
外壁塗装は建物の寿命を守るためにとても重要な要素ではありますが、せっかく塗装をして見た目も変えられるのであれば、毎日帰ることがうれしくなるようなおしゃれな外観にしたいですよね。
カラーセラピーなどがあることからもわかるように、色には人の心理状態に影響を与える効果があることが知られています。
外壁塗装は頻繁に行う工事ではありません。失敗を防ぐため、色の与える印象の違いについて知っておきましょう。
■色による印象の違い
・暖かさと冷たさ
いわゆる「暖色系」と呼ばれる赤やオレンジ、黄色といった色は、太陽や炎を連想させる暖かみのある色です。
反対に「寒色系」と呼ばれる青や緑、紫などの色は海や氷を連想させ、落ち着いた印象を与えます。
・重さと軽さ
淡く明るい色は軽やかな印象を与え、女性に人気があります。金属質の硬い色合いは、重厚感を与えます。
・強い色と弱い色
赤、青、黄色、緑。これらの原色に近いはっきりとした色合いを組み合わせると、個性的な印象に仕上がります。
パステルカラーなどの淡い色は、優しく控えめな印象を与えます。
■ツートンカラーについて
2色を組み合わせるツートンカラーは、家全体をおしゃれな印象に仕上げる方法として人気があります。
ただし色の組み合わせを間違えるとちぐはぐな印象になってしまうため、配色に注意が必要です。
メインで使用する2色は、「ベージュと茶色」「濃淡のグレー」など同色系で選びましょう。
暖色と寒色など補色を組み合わせると、バランスが難しく失敗する可能性があります。セパレーションカラーとしてもう1色白や黒の塗料を使う場合もありますが、3色以上の組み合わせはおすすめできません。
配色は上下階で塗り分けるほか、ベランダや玄関といった出っ張り部分だけを別の色にする方法があります。手軽に立体感が出ておしゃれな印象になり、失敗が少ないのでおすすめです。
ツートーンカラーは単色に比べると塗装費がやや高くなりますが、それほど大きな違いはありません。
ツートーンカラーをご希望をされる場合は見積もりの際にその点を確認しておきましょう。
■まとめ
外壁塗装の色選びでは、シミュレーションソフトを使ってカラーシミュレーションをしてもらいましょう。自宅の写真などに使用する色を当てはめてみることで、具体的にイメージしやすくなります。実際に塗装してしまうと、「失敗した!」と思ってもすぐに塗り替えることができません。
大きな面積に塗ってみると、色味の印象も変わってきます。担当者のアドバイスも参考にしながら、失敗を防ぎましょう。