フッ素塗料は最高級?
2015/08/05
最高級とは、どんなものかという定義が必要ですが、いくつか思いつく物を上げるてみます。
◎耐候性が長い◎汚れずらい◎ひびが入りずらい◎色あせしずらい◎コストパフォーマンスが高い
上記のようなものが思いつきます。
フッ素は、耐候性は長いです。ただし壁のみで考えた場合。お家には、木も鉄もアルミも使われるので外壁のみ長く持たせても、家全体の耐久性を保てるとは言い難いでしょう。
ひび割れの入りずらさではワースト一位でしょう。塗膜は、硬いです。微弾性フッ素なんかも販売されていますが微弾性シリコンには、到底勝てません。
汚れずらさでは、シリコンや光触媒などの塗料の方が優位でしょう。塗装をする理由は、色あせだけでなく汚れたりしたときも、塗り替えを検討することと思います。であれば最高級とは言い難いですね。
色あせのしずらさでは、最上位の塗料と言えるでしょう。
コストパフォーマンスの高さは微妙です。シリコン塗料が一番種類もあり競争原理が強く働いているので費用対効果の高さではシリコンの、勝ちでしょう。
まとめると
色あせしずらいが汚れずらいわけではなく「汚れやすいというわけではない。」、ひび割れは比較的入りやすくコストパフォーマンスは相対的に見て高いとは言えない。
外壁の状態が良くても木や鉄やアルミが悪くなれば足場を組み立てて塗装をする必要があります。またメーカーのいう耐久性はあくまで塗膜の紫外線に対する強さであって、ひび割れの入ってからの耐久性などは想定されていません。フッ素塗装を施したあとの、次の塗装もフッ素塗料を使わなければいけないことが多いのも気になるとこです。塗料の進化は凄まじいですから次に塗る時にもっと良くて安いものが出ると仮定するとリスクが、高いような気がします。
かなり多数のメーカーがフッ素塗料を大売出し中ですが、上記のような理由から塗料メーカーの言い分のみを信じるには甚だ不安が残ると、私は考えています。
代表 登丸