屋根材の種類にはどんなものがある?

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屋根材の種類にはどんなものがある?


2018/03/09
  外壁と同様に、建物を風雨や紫外線から守ってくれる屋根。 住宅の中でもっとも過酷な条件にさらされるため、経年劣化に対するメンテナンスが欠かせません。メンテナンス周期や劣化の速度は屋根材によって異なるため、それぞれの特性を把握し、正しいメンテナンスで住宅を守りましょう。   ■スレート系 スレートとは、泥岩などからなる岩のことです。 それを屋根材として加工したものが天然スレート屋根と呼ばれるもので、天然素材が織りなす豊かな風合いが魅力です。それを模した人工スレート屋根は安価な屋根材として人気で、耐用年数はおよそ20年となっています。   また、この人工スレート屋根を塗料で着色してある化粧スレートは徐々に色あせやすいものとなっており、カラーベスト、コロニアル、フルベストなどもこの化粧スレートを指します。   これらスレート系の屋根は経年劣化するため、定期的な塗装が欠かせません。 塗膜でスレート同士がくっついたままにしてしまうと毛細管現象で建物内部に水が浸入し、腐食してしまうことがありますので、塗装後に塗膜を切り離す「縁切り」という作業が大切。この作業を怠る業者は経験と知識のない業者なので注意してくださいね。   ■セメント系 文字通り、セメントを屋根材として加工したものです。 粘土瓦に比べると素材の密度が低いため軽いのが利点ですが、強度はあまりありません。 このセメント系は塗装による小まめなコーティングが必要ですが定期的なメンテナンスを続ければ、30年程度使用できます。   ■粘土系 昔ながらの日本瓦もこれに含まれます。粘土を成型して高温で焼いたもので、耐久性が非常に高い屋根材です。他にも上薬に浸して焼いた釉薬瓦は水でも紫外線でもほとんど損なわれませんし、素焼き瓦はツヤがなく自然な風合いです。ただこの素焼き瓦は釉薬瓦に比べると劣化しやすくなるので注意が必要です。   瓦に塗装はできないので、基本的にメンテナンスの必要がありません。継ぎ目の漆喰が痩せていないかだけ、定期的にチェックしましょう。 どうしても瓦自体の劣化が気になった場合は葺き替えを行いますが、この工事は非常に高額です。メンテナンスを行わずとも50年以上使用できるというのは大きなポイントです。     ■金属系 金属を成型した屋根材で、瓦のような形にも平たい形にもできます。 粘土瓦に比べて非常に軽く、地震で落ちる心配がほとんどありません。軽さを生かし、葺き替えではなく古い屋根材の上から設置する「カバー工法」という施工も可能です。   古くなると錆びる心配があるので、定期的なに塗装でコーティングします。注意点としては太陽の熱が伝わりやすいので、断熱材が欠かせないことです。雨音が響きやすい点もデメリットです。メンテナンスをすれば、瓦には及ばないまでも30年以上使用できます。   ■まとめ ご紹介したように、ほとんどの屋根材には定期的なメンテナンスが必要です。屋根は過酷な環境なので、外壁と同じものではなく屋根に合った塗料を選びましょう。   「雨仕舞(あまじまい)」と呼ばれる雨水の通り方に関する知識がない業者に依頼すると、「縁切り」など必要な作業を怠り、建物の劣化を早めてしまうことがあります。屋根のメンテナンスは、必ず専門的な知識を持った業者に依頼してください。  

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